新刊メモ:書籍(2013年5月)
日 | 著者 | タイトル | 出版社・レーベル | 優先度 |
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8 | ジャン=クレ・マルタン、合田正人訳 | ドゥルーズ――経験不可能性の経験 | 河出文庫 | ○ |
8 | 浅羽通明 | ナショナリズム――名著でたどる日本思想入門 | ちくま文庫 | ○ |
8 | スティーブン・ピンカー、椋田直子訳 | 心の仕組み 上 | ちくま学芸文庫 | △ |
8 | スティーブン・ピンカー、山下篤子訳 | 心の仕組み 下 | ちくま学芸文庫 | △ |
10 | 磯崎憲一郎 | 往古来今 | 文藝春秋 | ◎ |
10 | 三島浩司 | ダイナミックフィギュア 上・下 | ハヤカワ文庫JA | ◎ |
10 | 至道流星 | 世界征服 2 00-02 | 星海社文庫 | ◎ |
13 | ユベール・マンガレリ、田久保麻理訳 | おわりの雪 | 白水Uブックス | ◎ |
14 | ブラックウッド、南條竹則訳 | 人間和声 | 光文社古典新訳文庫 | ◎ |
15 | 阿部和重 | シンセミア 上・下 | 講談社文庫 | ◎ |
15 | 深見真 | 硝煙の向こう側に彼女 武装強行犯捜査・塚田志士子 | 講談社文庫 | △ |
15 | 大森藤ノ | ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 | GA文庫 | ○ |
16 | ブッツァーティ、脇功訳 | 七人の使者・神を見た犬 他十三篇 | 岩波文庫 | ◎ |
16 | ナサニエル・ウェスト、丸谷才一訳 | 孤独な娘 | 岩波文庫 | ○ |
16 | 江波光則 | スピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2 | 星海社FICTIONS | ◎ |
17 | 江波光則 | 鳥葬―まだ人間じゃない― | ガガガ文庫 | ◎ |
17 | 東出祐一郎 | ケモノガリ 6 | ガガガ文庫 | ○ |
17 | 近村英一 | ノノメメ、ハートブレイク | ガガガ文庫 | △ |
20 | トーマス・ラマール、藤木秀朗・大﨑晴美訳 | アニメ・マシーン―グローバル・メディアとしての日本アニメーション― | 名古屋大学出版会 | ◎ |
24 | シギズムント・クルジジャノフスキィ、東海晃久訳 | 神童のための童話集 | 河出書房新社 | ◎ |
24 | 津原泰水 | たまさか人形堂それから | 文藝春秋 | △ |
24 | イーディス・パールマン、古屋美登里訳 | 双眼鏡からの眺め | 早川書房 | △ |
24 | 宮内悠介 | ヨハネスブルグの天使たち | ハヤカワJコレクション | ◎ |
24 | 吉上亮 | パンツァークラウン フェイセズ 1 | ハヤカワ文庫JA | ◎ |
24 | 池田純一 | ウェブ文明論 | 新潮選書 | △ |
25 | アドルフォ・ビオイ=カサーレス、野村竜仁・高岡麻衣訳 | パウリーナの思い出に | 国書刊行会 短篇小説の快楽 | ◎ |
28 | ロバート・F・ヤング、伊藤典夫訳 | たんぽぽ娘 | 河出奇想コレクション | ◎ |
29 | R・カイヨワ、金井裕訳 | カイヨワ幻想物語集 | 景文館書店 | ○ |
29 | 三島浩司 | ガーメント | 角川書店 | ○ |
31 | ドン・デリーロ、柴田元幸・上岡伸雄・都甲幸治・高吉一郎訳 | 天使エスメラルダ―9つの物語― | 新潮社 | ◎ |
31 | 大澤信亮 | 新世紀神曲 | 新潮社 | △ |
未 | フアン・ホセ・サエール、寺尾隆吉訳 | 継子 | 水声社 フィクションのエル・ドラード | ○ |
新刊メモ:書籍(2013年4月)
日 | 著者 | タイトル | 出版社・レーベル | 優先度 |
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1 | 荻原規子 | RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 | 角川スニーカー文庫 | △ |
2 | 榎宮祐/暇奈椿 | クロックワーク・プラネット1 | 講談社ラノベ文庫 | △ |
4 | 赤坂真理 | ヴォイセズ/ヴァニーユ/太陽の涙 | 河出文庫 | △ |
4 | 柴田元幸/高橋源一郎 | 小説の読み方、書き方、訳し方 | 河出文庫 | △ |
5 | 掛尾良夫 | 『ぴあ』の時代 | 小学館文庫 | △ |
10 | レイ・ブラッドベリ/小笠原豊樹訳 | 刺青の男 新装版 | ハヤカワ文庫SF | △ |
10 | 日本SF作家クラブ | 日本SF短篇50 2 | ハヤカワ文庫JA | ○ |
10 | 青木淳悟 | いい子は家で | ちくま文庫 | ◎ |
10 | 森岡正博 | 決定版 感じない男 | ちくま文庫 | ○ |
10 | 渡邊二郎/西尾幹二 | ニーチェを知る事典 | ちくま学芸文庫 | △ |
10 | 海猫沢めろん | 全滅脳フューチャー!!! | 幻冬舎文庫 | ◎ |
10 | 至道流星 | 世界征服 | 星海社文庫 | ◎ |
10 | 竹宮ゆゆこ | ゴールデンタイム6 ノックアウト | 電撃文庫 | ◎ |
10 | 御影瑛路 | Fランクの暴君 堕ちた天才の凱旋 | 電撃文庫 | ○ |
10 | 松山剛 | 氷の国のアマリリス | 電撃文庫 | ○ |
10 | 大塚康生 | 作画汗まみれ 改訂最新版 | 文春ジブリ文庫 | △ |
10 | スタジオジブリ | ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ | 文春ジブリ文庫 | △ |
12 | 坂上秋成 | 惜日のアリス | 河出書房 | ◎ |
12 | 村上春樹 | 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 | 文藝春秋 | △ |
13 | ロン・カリー・ジュニア/藤井光訳 | 神は死んだ | 白水社エクス・リブリス | △ |
15 | 高木幸一 | 放課後四重奏 | GA文庫 | ○ |
16 | ブッツァーティ/脇功訳 | タタール人の砂漠 | 岩波文庫 | ○ |
16 | ハイデガー/熊野純彦訳 | 存在と時間(一) | 岩波文庫 | △ |
16 | 至道流星 | 大日本サムライガール 5 | 星海社FICTIONS | ◎ |
16 | 一肇 | フェノメノ 参 収縮ファフロツキーズ | 星海社FICTIONS | ◎ |
18 | 赤月カケヤ | 俺が生きる意味2 放課後のリゾルト | ガガガ文庫 | ◎ |
23 | 磯部涼 | 踊ってはいけない国で、踊り続けるために | 河出書房 | ○ |
24 | 藤井太陽 | Gene Mapper-full build- | ハヤカワ文庫JA | ◎ |
24 | 須川亜紀子 | 少女と魔法 ガールヒーローはいかに受容されたのか | NTT出版 | ◎ |
25 | R・A・ラファティ/柳下毅一郎訳 | 第四の館 | 国書刊行会・未来の文学 | ◎ |
25 | 野崎まど | なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る | MW文庫 | ○ |
25 | 十文字青 | 一年十組の奮闘3 | MF文庫J | △ |
25 | SOW | よろず屋退魔士の返済計画1 100億の契約書 | オーバーラップ文庫 | ○ |
25 | アサウラ | デスニードラウンド/ラウンド1 | オーバーラップ文庫 | ○ |
26 | 西崎憲 | 世界の果ての庭 | 創元SF文庫 | ◎ |
26 | リチャード・パワーズ/木原善彦訳 | 幸福の遺伝子 | 新潮社 | ○ |
30 | 鳳乃一真 | 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金5 | ファミ通文庫 | ○ |
未 | 渡部直己 | 言葉と奇蹟 泉鏡花・谷崎潤一郎・中上健次 | 作品社 | △ |
未 | 小森健太朗 | 神、さもなくば残念 | 作品社 | ◎ |
未 | 表象文化論学会 | 表象07 アニメーションのマルチ・ユニヴァース | 月曜社 | ○ |
2012年良かった漫画
タイトル通りです。30作選んでみました。
ちなみにもうすぐ2013年3月です。
ちょっと収集がつかなくなりそうだったので、選ぶにあたっては以下のレギュレーションを設けました。
- 2012年に新作として単行本が刊行されたもの(2011年以前の作品の続刊とかはなし)
- だけどもう時期が時期なので、2013年に入ってから続刊が刊行されたものについては評価に入れてます
- 一作家一作品
チラ裏ですが、ポチって引きこもるお手伝いができれば嬉しいです。
順位とかはあんまり考えてない。
平方イコルスン『成程』 楽園(白泉社)、全1巻
順位はつけてないと言いましたがひとつ選べと言われたらこれ。
不毛。不穏。油断してると…えっえっ………あっ…?………ってなる。
気がつくとこれだけを読んで一日が終わったりしてた2012年でした。
有永イネ『さらば、やさしいゆうづる』 ITAN(講談社)、全1巻
天才。ほら、ここが琴線だろ?これが良いんだろ?とばかりに震える。
高畠エナガ『Latin 高畠エナガ短篇集1』 スーパーダッシュ&ゴー!(集英社)、全1巻
人外とコマを割って物語ることへの執念。
AIスキーとしては表題作を歴史に刻んでおかなければなりません。
五十嵐藍『ローファイ・アフタースクール―五十嵐藍短篇集』 コミックブレイド他(マッグガーデン)、全1巻
ぼくらが求めている黒ロンダウナー女子高生のすべて。
道満晴明『ニッケルオデオン 赤』 IKKI(小学館)、既刊2巻
比較的ライトな道満晴明。エログロが軽度、ぐらいの意味合いなので重量級。
安堂維子里『Silent Blue』 FEEL YOUNG(祥伝社)、全1巻
一貫して水モチーフを描いてきた作者のひとつの到達点。静謐な脈拍。
高野千春『終末のマリステラ』 コミックフラッパー(メディアファクトリー)、既刊2巻
ポスト・アポカリプスの世界で蹂躙され使い捨てにされる少女たちの官能。
小川麻衣子『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン(小学館)、既刊2巻
抜群にエモいボーイミーツガール。
岩岡ヒサエ『なりひらばし電器商店』 イブニング(講談社)、既刊1巻
岩岡ヒサエがご近所系レトロフューチャーSFを描いて面白くないわけがない。
倒錯に次ぐ倒錯が何周かまわってただひたすらに愛と正義を追い求める小路漫画の系譜に漏れず。
2012年は『ごっこ』、『来世であいましょう』も完結させてノりにノっている感。
戸塚たくす/阿久井真『ゼクレアトル~神マンガ戦記~』 裏サンデー(小学館)、既刊1巻
凡百のメタ風コミックが尻尾を巻いて逃げていく。
メタ要素を抜いたところのストーリーラインもアツいし、気がつくと漫画を読むという行為そのものまで取り込まれていて恐ろしい。
久正人『ノブナガン』 コミック アース・スター(アース・スター エンターテイメント)、既刊2巻
溢れ出る脳汁。カッキェー!
阿部共実『空が灰色だから』 週刊少年チャンピオン(秋田書店)、既刊4巻
掬われることは救われることだと思った。
コザキユースケ『どーにゃつ』 ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)、既刊1巻
ハードSF。マジで。
ふみふみこ『そらいろのカニ』 comicスピカ(幻冬舎)、全1巻
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イクニ監督のコピー力が圧倒的すぎて何も言えないんですが、どれ読んでも面白いふみふみこで一番好きかもしれない。
空気はどこかカラッとしながら肌は湿度を保ってるのが東山作品だと思うんですが、それはロリエロでも百合でも変わらず。というか両側から女の子なのだから素晴らしいに決まっているのだった。
続きはまだですか……………
天野しゅにんた『私の世界を構成する塵のような何か。』 百合姫(一迅社)、既刊1巻
矢印入り乱れ。ビッチがいっぱいでとてもおいしい。
いくえみ綾『トーチソング・エコロジー』 comicスピカ(幻冬舎)、既刊2巻
ここ最近のいくえみ作品ではベスト感。
佐藤明機『パラダイスバード』 コミック@バンチ他(新潮社)、全1巻
15年ぶりの新刊だそうです。
恥ずかしながらこれで初めて知ったのですが、即座に全作ポチりました。
松島直子『すみれファンファーレ』 IKKI(小学館)、既刊2巻
弱ってるときに読んでボロッボロ泣いたので。
(少なくともいまのところは)ドンパチしないロボット漫画。
坂井音太/玉置勉強『ちゃりこちんぷい』 グランドジャンプ(集英社)、既刊2巻
馴染めない鬱屈をブルーズのセッションでずぎゃーん!!!
視覚的にもありがたいのは言わずもがな。
月子『彼女とカメラと彼女の季節』 モーニング・ツー(講談社)、既刊2巻
百合ップルに割って入る男、じゃなくてちゃんと個対個対個なのが良いです。
志摩時緒『あまあま』 楽園(白泉社)、既刊1巻
ほぼ1話に1回ペースで事後なのにニヤリングラブコメになってるの、けっこうスゴイ。
高野苺『orange』 別冊マーガレット(集英社)、既刊2巻
ガジェットを転がしてかつガジェットに転がされずに少女漫画を作るにはこうすれば良いという好例。
あと、少女漫画のモノローグと(かつての)ケータイ小説を繋げて考えたくなった。
3巻完結予定で、きっちり終えて傑作になることを期待する反面、これで本当に辞めてしまうのだとしたら惜しいなあとも。
小森羊仔『シリウスと繭』 YOU(集英社)、全2巻
バンプオブチキンの詩情をマンガ読み受けしそうな絵柄に乗せて正統派少女漫画をやるとこんな感じだろうか。
相手役が(当然ハイスペックではあるんだけど)程よいバランス感で好みだった。
これで良いのだ感。ジャンプ代表枠。
じつは楽には彼女がすでにいて、ラブコメ展開が「な~~~んて!!全部嘘っぱちなんだけどさ~~~~」で終わるまさにニセコイは読者の7割が考えたといわれる。
堀内厚徳『ベイビー・ワールドエンド』 別冊少年マガジン(講談社)、既刊1巻
タイトルにピーンときたら。ヒットして欲しい。
架神恭介/横田卓馬『戦闘破壊学園ダンゲロス』 月刊ヤングマガジン(講談社)、既刊2巻
てっきり横田卓馬先生は『転生変身DXドラゴンシャフト』が連載になって今ごろジャンプの看板を背負ってると思ってました。
「全ての金玉に災いあれ――!!!!」
・・・
ふぅ・・・